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還元型コエンザイムQ10とは?どんな働きや効果があるの?

コエンザイムQ10は知っていますか?

聞いたことはあるけど、具体的にどんな成分なのか分からないという人も、いるかもしれません。

コエンザイムQ10には、還元型と酸化型があります。

今回は、還元型コエンザイムQ10についてご紹介します。

コエンザイムQ10とは

コエンザイムQ10は、一過性の疲労回復や健康をサポートする成分として広まっています。

もともとコエンザイムQ10は、私たち人間の身体を形成している細胞の中にある、ミトコンドリアという器官に存在しており、ヒトの体内でも合成されています。

また、別名で「ユビキノン」や「ユビデカルロン」とも呼ばれることがあります。

ミトコンドリアは、よく学校の授業で楽しい授業の1つとしても有名ですが、グネグネとした形をしており、例えば、足を動かしたり、歩いたり、考えたりするような、ヒトが活動するために使うエネルギーを作り出しています。

また、ヒトが食べた食事の栄養素を、エネルギーに変換する働きもあります。

このミトコンドリアのエネルギーに変える役割を手伝っているのが、コエンザイムQ10なのです。

そして、コエンザイムQ10は、水には溶けず、油に溶けやすい性質を持っています。

身体の中に存在するコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、もともと身体の中に存在するものです。

ヒトの身体の全てに存在しており、健康な成人で約700mgのコエンザイムQ10があるといわれています。

活発に動き、エネルギーを消費しやすい臓器にほど、たくさん存在しています。

また、血中のコエンザイムQ10の濃度が減少すると、体調不良になるなどのトラブルが起こります。

そのため、コエンザイムQ10は身体にとって、なくてはならない存在なのです。

コエンザイムQ10が不足すると

コエンザイムQ10が不足すると、私たちヒトの身体、心はどうなるのでしょうか。

・疲れやすい
・ぐっすり眠れない
・風邪をひきやすい、または風邪が長引く
・シワ・シミ・たるみが気になる
・歯周病が気になる
・むくみやすい

これらの不調はごく一部の例で、コエンザイムQ10の不足による身体、心の不調は様々な形となって現れます。

還元型と酸化型

コエンザイムQ10には、2種類あります。

それぞれのコエンザイムQ10には、どんな特徴があるのでしょうか。

還元型コエンザイムQ10とは

体内でのコエンザイムQ10は、還元型として存在しています。

また、酸化型には無い「抗酸化作用」と呼ばれる働きを持っています。

抗酸化作用とは・・・活性酸素を抑える働きのこと。

活性酵素とは・・・体内の細胞にダメージを与え、身体を酸化させる物質のこと。

つまり、還元型コエンザイムQ10には、抗酸化作用があるため、身体の中の活性酵素を除去することができるのです。

もっと簡単に伝えると、サビ取りの効果があるということです。

さらに、活性酸素が細胞やDNAを傷つけるのを防ぐ働きもあります。

そして、還元型コエンザイムQ10は、酸化型コエンザイムQ10よりも消化や吸収率が良いのです。

酸化型コエンザイムQ10とは

コエンザイムQ10は摂取すると、小腸で吸収されます。

その際に、酸化型から還元型に変換されます。

ですが、20代をピークに、加齢や疲れにより変換する働きは低下していきます。

40代で約30%、80代では約半分に低下してしまいます。

また、病気やストレスでも変換の働きが低下する傾向にあり、活性酸素の酸化を防げなくなってきます。

そのため、加齢に拍車をかけることとなります。

還元型コエンザイムQ10の働きとは

還元型コエンザイムQ10は非常に働き者です。

私たちにとって、どんな働きをしているのでしょうか。

生命の維持や活動のためのエネルギーを作り出す

ヒトにとっての生命の維持や活動のためのエネルギーは、ミトコンドリアで作られています。

どのようにしてエネルギーが作られているかというと、食事から摂取した栄養素と、呼吸の際の酸素とで作られています。

この一連の作業に必要不可欠なのが、コエンザイムQ10です。

コエンザイムQ10は、ヒトの体にとって大切なものです。

活性酸素による酸化を防止する

人間は、酸素なしでは生きられませんよね。

常に呼吸をしていると、体内で一部、活性酸素に変化してしまいます。

この活性酸素が体内で増え続けると良い細胞を破壊し、身体にダメージを与えます。

コエンザイムQ10は、この活性酸素を制御し、高い抗酸化作用で酸化を防止しています。

抗炎症作用がある

炎症とは、体内に細菌やウイルスが侵入したときに起こる反応です。

具体的には、熱が出る、皮膚が腫れるなどといった症状のことです。

この炎症が起こる際、活性酸素が関わっているのですが、コエンザイムQ10の効果酸化作用により、炎症を抑える役割を果たしてくれます。

つまり、還元型のコエンザイムQ10が豊富にあると風邪など引きにくいということになります。

還元型コエンザイムQ10の効果

私たち人間のために良い効果をもたらしてくれる、還元型コエンザイムQ10ですが、身体にとってどんな効果があるのでしょうか。

・疲労回復
・新陳代謝の機能向上
・睡眠の質の改善
・ストレスの軽減
・肩こりの改善
・手足のむくみ、冷え
・生き生きとした肌へのサポート
・潤いのある髪の毛や爪

これらの悩みや不調に良いといわれており、私たちの味方になってくれます。

肌への効果

女性には嬉しい肌への効果。

さて、どんな効果が期待できるのでしょうか。

①肌のハリ・弾力を保つ

還元型コエンザイムQ10は、肌にハリや弾力を与えるコラーゲンを生み出す皮膚細胞の働きを活発にします。

ターンオーバーと深い関わりがあります。

②シミ・そばかすの防止

コエンザイムQ10の得意としている抗酸化作用により、活性酸素を抑え、肌のターンオーバーをサポートします。

ターンオーバーが整うことで、シミ、そばかすの防止に繋がります。

③くすみの防止

乾燥によるくすみや紫外線によるくすみ、摩擦によるくすみなど、くすみにも色々原因が異なりますが、シミ・そばかすを防ぐことと同じく、肌のターンオーバーが整い、くすみの防止になります。

くすみが改善すると、肌が明るくなったように見え、イキイキとした肌になることが期待されます。

➃シワ・たるみの改善

これも同じく、肌のターンオーバーが関係しています。

タバコや紫外線、ストレスにより過酸化物という物質が生まれます。

過酸化物とは・・・身体の細胞を傷つける物質。

還元型コエンザイムQ10は、この過酸化物の生成を抑制する働きがあります。

身体への効果

還元型コエンザイムQ10は、身体にも良い効果をもたらしてくれます。

①疲労回復

ヒトが生きるエネルギーとなっている還元型コエンザイムQ10ですが、家事や育児、仕事をするときなどに使うエネルギーを補ってくれます。

②睡眠の質の改善

睡眠の質には、ストレスや疲労が関係していますが、睡眠の質の低下には、炎症も関係していることが明らかになっています。

還元型コエンザイムQ10の抗酸化作用に加え、抗炎症作用も働くことで、睡眠の質の改善の味方になってくれるのです。

③髪の毛へアプローチ

還元型コエンザイムQ10は、髪の毛にも良いといわれています。

これは、血管の酸化を抑制し、血行を促進するためです。

酸化型より還元型の方が頼もしい

既述した通り、酸化型のコエンザイムQ10は、身体の中で還元型に変換しなくてはならず、効率よく効果を期待したい時は、還元型コエンザイムQ10の方がおすすめです。

また、還元型コエンザイムQ10は吸収されやすく、そのままで働くので還元型コエンザイムQ10の方が頼もしいですよね。

体内のコエンザイムQ10の減少

コエンザイムQ10は、身体での生成と食事の2つのパターンで補うことができます。

がしかし、身体で生成されるコエンザイムQ10は、年齢とともに生成される量が減っていきます。

これは、酸化型のコエンザイムQ10が還元型に変換されなくなる原理と同じことです。

加齢とともに生成されにくくなったコエンザイムQ10を補うためには、食事などの外部から取り入れなくてはなりません。

歳を重ねるほど、身体の中のコエンザイムQ10は減少するにもかかわらず、歳を重ねた人ほど健康のためにコエンザイムQ10が必要という現実は、悩ましいですよね。

減少したコエンザイムQ10を補うには

コエンザイムQ10を補うには、どうしたら良いのでしょうか。

・サプリメントで補う
・食事で補う

コエンザイムQ10のサプリメントはたくさん存在しています。

ありすぎて迷ってしまうほど、その種類は豊富です。

自分に合ったサプリを選ぶことが大切になります。

また、食事でもコエンザイムQ10を摂取することができます。

どんな食材に含まれているかというと・・・

・イワシ
・牛
・きなこ
・ピーナッツ
・サバ
・ほうれん草

これらはコエンザイムQ10が豊富に含まれ、比較的、摂取しやすい食材です。

ですが、いくら摂取しやすい食材だといっても、その食材から摂れるコエンザイムQ10の量はごくわずかなのです。

健康維持などに必要とされるコエンザイムQ10の量は、1日に約60mg~100mg程度といわれています。

このコエンザイムQ10の理想摂取量を食材で摂取しようとすると、1匹60gのイワシに例えると、約30匹前後食べなければならなくなります。

イワシを1日で30匹前後も食べるなんて現実的では無いですよね・・・

もっと気軽に摂取したいときは、サプリメントも選択肢に入れた方がいいかもしれませんね。

季節の食材からコエンザイムQ10を摂取しよう

コエンザイムQ10は、積極的に食材から摂り入れたいものですよね。

旬の食材からコエンザイムQ10を摂ることで、食卓がより充実したものになります。

春の食材

春は、根菜など多くの食材が旬になります。

・サバ
・カツオ
・タイ

コエンザイムQ10だけではなく、様々な栄養がある旬の食材は、どんどん献立に取り入れてくださいね。

夏の食材

・イワシ
・イカ

夏バテ防止にも良いとされるコエンザイムQ10。

食欲がない日でもしっかりと摂りましょう。

秋の食材

・アボカド
・ピーナッツ

夏とは反対に、食欲が出てくる秋ですが食べ過ぎに気をつけ、旬の食材を摂ることが大切です。

冬の食材

・ブロッコリー
・ほうれん草

冬は身体を中から温めてくれる食材がおすすめです。

コエンザイムQ10が含まれたブロッコリーやほうれん草とあわせて、レンコンやごぼう、カブなどの食材とレシピを作るのも良いですね。

また、冬はお鍋がおすすめです。

味噌や豆乳、キムチなど鍋にはレパートリーも豊富にあるので飽きがこず、さらには身体も温まり、しかも簡単に作れるので毎日でも食べられます。

まとめ

還元型コエンザイムは、身体の中で変換が要らず、ダイレクトに効いてくれる脂溶性の物質です。

脂溶性とは、水に溶けにくく油に溶けやすい性質のことです。

また、もともと身体の中にも存在し、24時間休まずヒトの健康を支えてくれています。

疲労回復や睡眠不足、肌の調子を整え、エネルギーを作り出す働きがあり、さらに、高い抗酸化作用があります。

そんな、ヒトの身体に必要不可欠なコエンザイムQ10は、加齢やストレスとともに身体の中から徐々に減少していきます。

コエンザイムQ10が減少すると、身体の様々なところで不調が起こります。

そうならないためにも、減少したコエンザイムQ10を食事などで補うことが大切になってきます。

毎日、いきいきと過ごしていくためには、自分自身の身体と心に向き合い、今、できることを実践することが明日からの過ごし方が、より良いものになると思います。