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コエンザイムQ10の種類とは?働きや種類について迫る!

コエンザイムQ10は人間の健康に欠かせない物質です。

そのコエンザイムQ10には種類があり、私たちを身体の中から支えてくれています。

果たして、コエンザイムQ10は、どんな働きをし、どんな種類があるのでしょうか。

コエンザイムQ10とは

コエンザイムQ10は、私たちの全身の体内に存在し、生きていく上で必要な補酵素です。

コエンザイム(coenzyme)とは英語の読みで、日本語では、「補酵素」と言います。

もともとコエンザイムQ10は、私たちの身体の中に存在しており、体内の肝臓で生産されています。

食事からも摂ることができ、魚介類や肉類、野菜にも含まれています。

また、コエンザイムQ10は身体の中で生産可能ですが、1日に必要な量を全て補えることはできません。

コエンザイムQ10が含まれる代表的な食材

・肉類
・青魚(サバ・イワシなど)
・大豆
・アーモンド
・ほうれん草

このほかにもコエンザイムQ10を含む食べ物は、数多くあります。

コエンザイムQ10の働き

コエンザイムQ10は、身体の活動を助けるエネルギーを生産することと、活性酸素を減らす役割があります。

活性酸素とは、呼吸をすることによって体内に送り込まれた酸素の一部が活性化されたものです。

様々な物質を酸化させる力があり、正常な細胞や物質を酸化させてしまい、健康を害する恐れがある、悪影響を及ぼすものです。

身体を活動させるエネルギーを生産する

コエンザイムQ10は、ミトコンドリアの中に存在し、補酵素としての役割を努めています。

ATP(アデノシン三リン酸)を生み出すことに欠かせない存在で、ATPを合成する効率を上げてくれています。

ATPとは、筋肉の収縮や細胞の増殖、呼吸をするなど、ありとあらゆる身体の活動に欠かせないエネルギーの貯蔵、利用に関わっている化合物です。

全ての生命が生きていく上で必要なエネルギーは、ATPが生み出しています。

そのATPを生み出すのに必要不可欠なのが、コエンザイムQ10なのです。

コエンザイムQ10が、どんなに重要な物質であることがわかるかと思います。

活性酸素を取り除く

コエンザイムQ10は、高い抗酸化作用があります。

抗酸化作用とは、活性酸素による、過剰な酸化反応を抑えることです。

つまり簡単にいうと、「サビ取り」ということですね。

私たちの身体が運動や疲労、睡眠不足などによる酸化ストレスに陥ると、体内に活性酸素が発生します。

この身体の不調を抗酸化作用によって回復させてくれるのが、コエンザイムQ10の働きです。

コエンザイムQ10の種類

生命に欠かせないコエンザイムQ10ですが、その種類は何種類あるのでしょうか。

酸化型コエンザイムQ10

酸化型コエンザイムQ10の特徴を挙げます。

・抗酸化作用がない
・加齢にともない、増える可能性がある
・吸収されにくい

加齢にともない、体内には酸化型のコエンザイムQ10が増える傾向にあります。

原因として、エネルギーを生産する力の低下や、酸化型から還元型に変換する働きの低下などがあります。

また、還元型コエンザイムQ10の消費量がアップしたことでも、酸化型のコエンザイムQ10が増えるといわれています。

還元型コエンザイムQ10

コエンザイムQ10には、酸化型ともう一つ、還元型コエンザイムQ10があります。

・高い抗酸化作用がある
・加齢にともない、減少する傾向がある
・吸収されやすい
・体内でそのまま働く

酸化型コエンザイムQ10は、身体の中で還元型コエンザイムQ10に変換されてから働くのに対して、還元型コエンザイムQ10は、そのままの状態で力を発揮します。

そのため、還元型コエンザイムQ10は身体の中で吸収されやすく、ダイレクトに身体に効果を発揮します。

また、還元型コエンザイムQ10には、高い抗酸化作用があり、酸化型のコエンザイムQ10にはありません。

ですが、還元型コエンザイムQ10は、加齢にともなって減少していくといわれています。

これは、歳を重ねると、還元型コエンザイムQ10の生産が緩やかになるからです。

そのため、生きていくためのエネルギー源になる還元型コエンザイムQ10を、体外から補わなければなりません。

2種類のコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、ビタミンEを助ける力もあります。

ビタミンEが活性酸素を抑える働きをした後、酸化したビタミンEになってしまいますが、コエンザイムQ10の働きによって、酸化する前の状態のビタミンEに戻すことができます。

コエンザイムQ10がこの働きをすることによって、今度はコエンザイムQ10自身が酸化してしまうのです。

酸化型コエンザイムQ10となったコエンザイムQ10は、血液に運ばれ、肝臓で代謝されることにより、還元型コエンザイムとして生まれ変わることができるのです。

コエンザイムQ10の性質は

コエンザイムQ10は、脂に溶ける性質を持っています。

反対に、水にはほとんど溶けることはありません。

そして、コエンザイムQ10は光に弱く、光に当たり続けると分解されてしまいます。

また、アルカリ性物質と合わさることでも分解されます。

コエンザイムQ10の役割

食事からも摂取可能なコエンザイムQ10ですが、どのような役割があるのでしょうか。

コエンザイムQ10は脂に溶ける性質があるため、胆汁酸という脂肪の消化吸収を助ける、胆汁の成分に包まれ、小腸から吸収されます。

そしてリンパ管を伝い、体内のそれぞれの部分に運ばれていきます。

さまざまなコエンザイムQ10の種類

コエンザイムQ10が配合されてある商品は、市場にたくさん出回っています。

一体どんなものがあるのでしょうか。

サプリメント

なんといってもサプリメントに関しては、コエンザイムQ10が含まれたものは数え切れないほど

あります。

数え切れないほどの種類があるので、製造方法もさまざまです。

そのため、品質もさまざまです。

製造方法は、2パターンに分かれることが多く、「合成法」と「発酵法」があります。

合成法(合成型)

合成法は、タバコ葉から抽出された成分を原料にし、化学合成によってコエンザイムQ10を作り出す製法のことです。

合成法は、コストがかからず製造することができ、製造までの時間もかからないのがメリットといえます。

ですが、純度が劣るという、品質自体にデメリットがあります。

発酵法(天然型)

発酵法は、微生物によって作られます。

サトウキビやテンサイなどを原料にしており、天然のものだけを抽出できます。

また、最近では米ぬか油から抽出する方法もあります。

安全性を意識した、天然型のコエンザイムQ10を作り出すことができます。

そのため、作り出すまでに時間がかかり、その分コストもかかります。

ヨーグルト

ヨーグルトにコエンザイムQ10が含まれる製品があります。

ヨーグルトには、カルシウムやビタミン類に加え、乳酸菌も豊富なため、整腸作用や肌質改善などの働きがあります。

朝食に食べると、手軽に栄養補給ができ、血糖値の上昇も防いでくれます。

定番ですが、バナナを混ぜてバナナヨーグルトがおすすめです。

お菓子(グミ・チョコ)

なんとコエンザイムQ10は、お菓子にも含まれているものがあります。

食べ過ぎが気になるところではありますが、コエンザイムQ10が含まれているとなると、間食用に手を伸ばしたくなりますね。

ドリンク

ドリンクにもコエンザイムQ10が含まれた商品があります。

ドリンクタイプなら、朝昼晩の時間帯も気にせず飲めるので良いですね。

ペット用フード・サプリメント

コエンザイムQ10を必要としているのは私たち人間だけではありません。

犬や猫のようなペット用フードやサプリメントにも、コエンザイムQ10が含まれているものがたくさんあります。

ペットの健康や寿命のことを考えると、コエンザイムQ10入りのものを選ぶと良いかもしれませんね。

化粧品

身体の内からではなく、外からコエンザイムQ10を補う方法として、化粧品があります。

主に、肌への効果が期待でき、シワやシミの味方になってくれます。

化粧水

化粧水は洗顔後、基本的に1番初めに肌につけるローションです。

化粧水の役割は、洗顔して水分・油分が抜けた肌に水分補給をすることです。

肌の水分量が減ると肌本来のバリア機能が低下し、トラブルの原因にもなりかねません。

朝晩の洗顔後に、たっぷりの化粧水で水分を補給するようにしましょう。

コエンザイムQ10入りの化粧水でいきいきとした肌を手に入れたいですね。

乳液

乳液にも、コエンザイムQ10が含まれているものがあります。

化粧水で水分を補った肌に、油分を取り入れる役割を持っており、コエンザイムQ10が含まれる乳液には、肌をふっくらとさせる効果が期待できます。

クリーム

クリームにもコエンザイムQ10が含まれているものが、数多く出回っています。

クリームの役割としては、化粧水、乳液にフタをするイメージです。

水分、油分が蒸発しないようにクリームで潤いをキープします。

コエンザイムQ10が含まれているクリームは、プルンとしたテクスチャーの物が多く、使用感もとてもリッチな感覚です。

思わず食べてみたくなるようなクリームで、肌を若々しく保ちたいですよね。

ハンドクリーム

実はハンドクリームにも、コエンザイムQ10が含まれているものがたくさん存在します。

冬は特にハンドクリームが活躍しますが、コエンザイムQ10が含まれるハンドクリームには、手肌をよりいきいきとした効果が期待できます。

香りや感触を確かめ、自分に合ったものを選びたいですね。

リップクリーム

リップクリームにコエンザイムQ10が含まれる理由として、くすみや、縦ジワを予防・改善してくれる効果があるためです。

くちびるに潤いだけではなく、くすみや縦ジワが改善されると嬉しいですよね。

リップクリームといえども最近では高価なものもあり、失敗のないように購入したいですね。

シャンプー

シャンプーにもコエンザイムQ10を含むものがあり、コエンザイムQ10は、身体のありとあらゆる細胞に良い物質なのだなと、つくづく思いますね。

コエンザイムQ10が配合されているシャンプーは、潤い、ハリを最大限にキープできるように作られているものが多く、髪の毛が細く、ハリ・コシがないような年齢髪を感じてきた人におすすめです。

石けん

コエンザイムQ10は、石けんに含まれているものもあります。

これは驚きでしたが、石けんは、顔にも身体にも使えるので経済的で使い勝手が良いです。

洗いながらケアできるのは嬉しいですね。

まとめ

コエンザイムQ10には、還元型と酸化型の2種類があります。

身体から作られるコエンザイムQ10は還元型で、還元型は変換する必要性がないので、ダイレクトに身体に効くようになっています。

そして、還元型コエンザイムQ10には、高い抗酸化作用があり、身体や肌のサビを取り除いてくれる作用があります。

ですが、加齢とともに還元型コエンザイムQ10は徐々に減少していきます。

反対に、酸化型のコエンザイムQ10は、加齢とともに増える傾向があります。

これは、還元型コエンザイムQ10の生産が年齢とともに緩やかになるためです。

また、酸化型コエンザイムQ10には、抗酸化作用はありません。

コエンザイムQ10の生産には、合成法と発酵法があり、化学合成と天然の違いがあります。

食事として摂取する場合は、コストはかかりますが、天然の方が化学合成より効果が期待できます。

コエンザイムQ10には、身体になくてはならない物質ですが、種類や生産方法によってそれぞれの特性があるので、それをよく知ることで、自分に合ったコエンザイムQ10を摂ることができるでしょう。